神様のヒマ潰し

The trick is living without an answer.

白桃の思い出

木曜日のZEDDライブの余韻が抜けない
ついでに言えば足と首と腰の筋肉痛もあまり抜けていない
そしてライブのセットリストが全然見当たらない。
iTunesでプレイリストを作って延々と流したいのに、
どこだー!とネットの波に向かって日々検索しているが出てこない。
どのライブレポを読んでも皆どこかで記憶が飛んでいる。
まあそうだよね、最高過ぎて誰もかもぶっ飛んでたもの。
幸せな時間はきっと断片的にしか覚えていないから幸せなのだろう。


昨日は男友達とラーメンだったはずなのに、
待ち合わせ時間から30分経ってもLINEも既読にならず、
これは寝坊かぶっちされたのかと思って家に帰ったら遅れてきた。
もう最寄り駅についた私は20分の道を引き返して
すっかり食べる気分でいたラーメンを食べる気になれず、
家に帰って映画を見ずだらだらと録画したバラエティを見ていた。
夜ごはんはうなぎを食べよう、と前日からお父さんに言われていたので
胃袋は完全にうなぎモードで、お通しの骨の揚げたのを2人分食べ、
そこからひつまぶしご飯少な目をぺろりと完食。

しかし最近の悩みは完全に1日1食+間食しかしていないこと。
お昼ご飯を食べるのが最近とてもめんどくさい。
まとまった固形物を食べるのがひどく億劫になり、
お母さんの豪華なお弁当は見ただけで満足してしまい、
手が伸びないので作ってもらうのをしばらくやめてもらっている。
平日は出勤して1日かけてカロリーメイトのプレーン味を
1箱食べながらPCで作業しつつ、昼休みはひたすら寝ている。
あとは塩分補給のために塩あめをなめて、500mlの水を2本は飲み干す。
カロリーは調べたら1箱で400kcalだからそんなに悪くないと思う。
この頃常に眠いのは体力がないからなのだろうか、そんなことを考える。


食べることはやっぱり苦手だ。時に時間の無駄だとすら思う。
食事は片手間にする行為であって、それをメインにすることが出来ない。
一緒に居る人との会話のアクセントであり、主役はご飯ではない。
食事をする時に重視するのは一緒に食べる人の好みやコスパや立地で、
何を食べたい?と聞かれた時に私はいつも途方に暮れる。
自分から、自分だけのために何かを食べたいと
心の底から最後に思って行動に移したのはのはいつだろう。

今朝起きてふと、そう言えば前の彼にふられたのは2年前の6月だったな、
とふられた2人の行きつけだったイタリアンを思い出した。
採算取れてない、とシェフ自ら言う世界中から取り寄せた豪華な食材が
お皿に綺麗に盛り付けられて、シェフのお兄さんの説明を聞きつつ
味を想像しながら最初の一口を口に運ぶのが純粋に幸せだった。
フランスの鳩、よく出してくれたポークステーキ、
苦手だった牡蠣を食べ比べ、フランチャコルタが好きになった。
大好きだった生ハムとチーズとルッコラのサラダ、
夏になるとそれに和えてくれた白桃の甘みを桃を食べると思い出す。

彼と付き合っていた3年近くに何回通ったかわからないあのレストラン、
彼と別れてからもあのご飯が食べたくて、1人で2回行くくらい好きだった。
私の好みをよくわかっていて、量を調節してくれたり、
話をいい具合に聞き流してくれるシェフとお喋りする時間が好きだった。
実家に戻ったあとお店は閉店してしまい、シェフとは連絡が取れなくなり、
私はまた自らすすんで何かを食べたいと思うことがなくなってしまった。


日曜日の夕方、今日は昼過ぎに起きて塩あめを二粒なめた。
水は2本目がもう空きそうで、夜ご飯は鶏鍋らしい。
少し眠くて、水曜日から遊びっぱなしなので体がだるい。
今週は木曜日に心療内科で金曜日に試写会にまた1人で行く。
サプリメントだけで人間生きていけるようになる時代がこないかな。