神様のヒマ潰し

The trick is living without an answer.

新木場ミッドサマー狂乱

昨日はチケットを早々と取ったもののテンションが上がらず、
先週にやっと一緒に来てくれる友達を見つけて、
EDMの王様ZEDD様のワンマンに行ってきて、狂った様に踊った。

会社を出て友達と合流し、駅ビルでお酒を買い、
ホームまでの道を私はビールを飲みながら(エビス最高)、
友達はロゼのスパークリングをボトルから直接飲み、
私たちは余った安定剤や風邪薬の粉末をお酒で流し込み、
新木場に着いた時にはテンションはいい感じになっていた。
Facebookにアップした写真をどういう気持ちで撮ったのか覚えてないけど、
写真の私たちはとても楽しそうに笑っている。


石田衣良IWGPシリーズの3巻でレイブについての書下ろしがあって、
マコトがいい音楽に合わせて踊る時のモノローグがぴったりな夜。
すし詰めのフロアの真ん中の真ん中くらいに陣取って
人の波に溺れて、理性がぶっ飛んで自分の本能で体が勝手に動いている楽しさ。
ベースのリズムも、リミックスされたボーカルも、ZEDDの煽りも、
私の体についた誰のかわからない汗も、気付かずに上がる手も、
靴擦れする上に踏まれまくっているサンダルも、汗でべたつく髪の毛も、
痛みも不快感も全部心地よくってひたすらに踊った。
いかんせん記憶がないので踊れていたのかもわからない。

途中でビール1缶、チューハイ2缶分の水分が体から無くなり
これはやばい、とドリンクを取りに行こうとした瞬間に友達と秒速ではぐれた。
私の手をつかんでドリンクカウンターまで連れて行ってくれた
お兄さんは即いなくなり(居たかもしれないけど顔がわからない)
カシスソーダを流し込んで、水分がじわーって広がる気分に恍惚としながら
友達が居たであろうエリアに戻ったけどそりゃあもう居なかった。

その後私は知ってる曲がちらほら流れたことしか記憶になく、
あとはひたすら掴まれるバーの前を陣取って二人組の男の子に絡み、
途中から隣の男の子と最高!最高だよ!と叫びながら
髪を振り乱して音に身を任せてもう完全にトリップしていた。


もう今まで行ったクラブ系イベントの最高峰に酔いしれながら、
隣の男の子に話しかけてロッカーまで連れて行ってもらった。
ロッカーから出した電話で友達と合流して、新たな友達が一人出来た。
3人で駅までぶらぶら歩きながら、FacebookやLINEを交換して、
電車で途中まで一緒に帰った。友達になった3つ下の男の子はとても優しかった。
すげー踊ってて途中から周囲に全然人がよりついてなかったよ!と爆笑され、
友達とこれも何かの縁だからまた飲みに行こうね!って刹那的な会話。

夜風に吹かれて、あざだらけの足を引きずって、歩いた。
しかもシャワーから上がったら左ひじの内側が擦り剥けて流血していた。
赤いなあ、と、思いながら眠りについた。