神様のヒマ潰し

The trick is living without an answer.

急降下と未練について

今週の私は最悪だった、月火水鬱、木午前中のみ躁で急降下。
Twitterのつぶやきを1週間分読んでみるとよくわかる。
木曜日は朝起きた瞬間に心がぽっきり折れていて、
負のオーラをまき散らし電車で押してくる人を倍の力で押し返し、
もう会社の環境が気持ち悪く、10時半からお昼休みを取って
ロッカー室の小さい部屋で縮こまって爆睡していた。

起きてから若干すっきりした頭で仕事の状況を整理して、
中国人ちゃんから来た私の担当プロジェクトに対する
助言らしきメールが来て、内容をとりあえず和訳して共有。
その後、社長との面談で決まった方向で進めるから譲りません、
隙間時間にやるね、と完全に遮断したら本部命令だから!と
彼女にはないはずの権限を振りかざしてきたのでそのメールは放置した。
頭に血が上ってきたので日本のお客さんへの対応を優先し、
デスクを1時間に数回蹴り上げる彼女に対して目を合わせず
椅子の高さ調節しようか?何回もガンガン蹴られてうるさいし
今週ずっとそうだから本当に気に障るんだけど、と強い口調でまくしたてた。
意識してやってるならむかつくし、無意識なら注意してよ、と。

私に今までそんな強い勢いで詰められた事がなかったのか、
おろおろと謝ってきたけど10分後、また蹴ったのでもうキレた。
破壊衝動が来たのでビリヤードしたいな、と思い、
片っ端から男友達を誘い、2人構ってくれる素敵な人たちをみつたところで
彼女のメールは今日は返信しないことにして、心療内科に向かった。


心療内科でも30分以上待ち、なんでこんなに待ってるんだろう、
と疲れ果てて診察室に入り、中国人ちゃんと老害の愚痴で診察は終わった。
薬局で処方箋の準備を待ってる間、思考はどんどんマイナスに行き、
もう明日老害か中国人ちゃん刺しそうで怖いな、休もうかな、
でも2週間前にも休んだしな、ああ、もう、死のうかなと思いながら
薬を受け取って、通りを歩く人を見た瞬間気持ち悪くなり、
タクシーに飛び乗ってお母さんに負のオーラ全開のLINEを送った。

家に帰ってもお腹は空いていなく、死にたい気分も消えず、
頓服を飲む元気すら起きず部屋の窓を飛び越えベランダから
向かいのオフィスビルで残業している人たちを見ながら電車の音を聞いていた。
腰を下ろしたコンクリートと、夜風が冷たくて気持ちがいい。
それなのに私の気持ちはどんよりと曇っていて死にたい、と繰り返していた。
そこをお母さんに発見され、部屋に連れ戻され、無気力で返事をしていた。
八つ当たりみたいになってしまい、自分が死ぬかあいつらを刺す、
と繰り返す私をお母さんは悲しそうな目で見ていた。

ああこれはもう明日出社したら私がビルから飛び降りるか、
それとも中国人ちゃんか老害を怒鳴るか最悪カッターか何かで刺すかも、
と思いもうどうしたらいいかわからなくて部長に電話をかけた。
晩酌でほろ酔いの部長に状況をもう泣きながら話し、
明日出社したら私もうどうなるか自分でもわかりません、
これ以上ひどくなったらドクターストップかけるって言われたんです、
と泣きわめく私に自分も前職を心を壊して辞めている部長は優しく、
時に受け流しながら私が欲しかった言葉をくれて、それに甘えることにした。
すっきりしました、明日頑張って行きます、と100%ではないけど言った私に、
部長は起きてみないとわからないからさ、1%でも無理だと思ったら休みな、
電話じゃなくてLINEで業務連絡くれればいいしさ、と神対応だった。
怠けてるわけじゃないの知ってるからさ、今週はしんどかったよね、と。


優しい言葉に涙を出し尽くして、お母さんに八つ当たりを謝り、
夜中に映画を1本見て、起きたら時計は15時を回っていた。
無意識の中、ちゃんと行けないことと必要な業務連絡はしていた。
そのあと違うジャンルの映画を3本(ホラー、コメディ、ドラマ)見て、
キューティ・ブロンド2ではちょっとほろりときた。
たとえそれが作られたフィクションであっても、
まっすぐに仕事をして、精一杯生きている人たちを数時間見ていると、
しっかりしなきゃ、と言う気持ちと自分ってやっぱりだめな存在だ、と
自分内第○○次戦争が始まり、今日は自分はだめ人間だけど
月曜日から出来ることをしよう、というポジティブ軍の微妙な勝利。


明日はずっと放置していた歯医者に行き(虫歯が目に見えるの…)
午後からはビリヤードをして、夜は友達と美味しいご飯を食べる。
日曜日は教会に行くか行かないかわからないけれど、その後に映画には行く。
相手が皆男友達なのは(4人中2人は男の人が好きな人たちだけど)
女の子の友達は最初の子に予定があると断られて心が折れたことと、
私、やっぱり結局彼と別れたことがさみしいのだ。
だから自分を性別が違う気心知れた人たちで囲って埋めようとしているのだ。

ちなみにもちろん友達に戻った彼にも連絡したが、
俺ビリヤードやらないんだよね、その後飲むのはいいよ、
と言われたけど私はごめん、ご飯は先約があるんだよねと断った。
友達に相談してから決めればよかったかな、うーん、どうだろ。
でもきっとこれでいいのだ。別れて2週間(最後に会ったのは1か月半前だけど)、
たぶん会ってお酒が入れば私は未練がましく復縁を迫りそうだ。

そんなおぞましい女になる前にちゃんと断れた自分は
ちょっと成長したんじゃない、とポジティブ軍の参謀がささやく。
明日は晴れるそうだ、朝散歩でもしようかな。